おもてなしと哲学の関係は?

昨日は、午後から藤沢へ行ってきました。

なぜ、藤沢へ行ったのかというと私が参加している藤沢ビジネスフォーラムに出るためです。
この藤沢ビジネスフォーラムは、行政も関わっていて他職種間同士の関係を深めて
お互いのビジネスを発展させていこうという趣旨です。

で、昨日の講義は
ズバリ、2020年の東京オリンピックとパラリンピックで
セーリングの会場となっている藤沢におもてなしで参加しようということから
藤沢で活動されている、生花の先生とお茶の先生による講義でした。

その中でもお茶の世界については、
初めてだったのでなかなか興味深いものがありました。

具体的には、和菓子はどのくらいに切って食べるのか?とか知ってました?
デモンストレーションで、役員さんが前に出て、実際に和菓子を食べたのですが、、

不合格。。

和菓子職人は、最適な大きさでそもそも和菓子を作っているらしく
切り分けていいのは1/4以下になるように切ってはダメらしいんです。

その理由は、それ以上小さく切り分けると味も分からなくなってしまうかららしいです。
だから、今の若い女性がちょこちょこ可愛くものすごい小さく切って食べるのは
相手にとって失礼極まりないことのようです。

そのあとは、実際に抹茶をたててどうやって飲むのかも
やったのですが、

あなたはお茶を飲むときに茶碗をくるくる回すのはどんな理由があるかわかりますか?

正解は、、、

お茶をたててくれた人は一番茶碗が美しい所を相手に見せるように差し出してくれます。

なので、飲む人は一番綺麗な場所を汚さないように、その面を避けるために
回すらしいんです。

ちゃんと物事には理由があるんです。

で、終わらないのが、俺。

おもてなしの精神があるのなら、なぜ最初から相手が回さなくても済むように置かないのか?
という疑問が出てきました。

それをお茶の先生に聞いたら
おもてなしのお返しだからと。
この答えには若干違和感を感じたのですが、哲学的なものがあるのだと。

おもてなしと言っても、人それぞれの言葉の定義がありますよね?
それをすり合わせないで、わかった気になっている人の多い事。

その言葉を相手はどういう意味で言っているのか?
そこを知るためには、相手の歴史を知らなければ
絶対にわからない。

だから、常に本質を知る努力をしなければならないんです。

この世界には常に不思議が溢れているのを改めて感じたし
楽しみが増えました。

では、今日も素敵な休日をお過ごし下さい。

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