地元の地域の人達に、本当に健康になってもらいたい。と思って私達は立ち上がりました。
それから、地元の中学校、自治会などへの、出張出前講座を実施してきました。
ただ、昨年、その気持ちを削がれる出来事が起こったのです。
それは、ある自治会でのいつもの出前講座。
いつもの、通り、それぞれのメンバーが自己紹介を行ったんです。
その後、講座が終わり、自分の大きな名刺を参加者の方に配ったのです。
もちろん、その講座も大成功に終わったのですが、その日の夜一通のメールが来たのです。
それは、、
今日の講座もとても良かったと聞いています。
ただ、ボランティアなのに、名刺を配るのはどうなのかと。。
要するに、ボランティアなので、営業目的で来るのはどうなのかと。
と言いたかったのだと思う。
最初は、まあ、そういう風に取られてしまったのかな?と思ったのですが、
そもそもの目的は、地元の方達に健康の大切さを伝えに来ているのです。
それを承知で、自治会の方も来ているのかと思っていたのですが、それは違ったのだと気づきました。
なぜなら、本気で病気を予防しようと思っている人はその様な意見は出てこないからです。
つまり、そこに集まっている人も、講座を設定した人も本気で予防という事を考えてはいなかったのだと。
多分、ほとんどの人達は、ボランティア=無料という方程式ができている。
要するに無料=価値が無いという式が瞬間的に出てしまっているのだと思う。
その後、担当の人と何回かメールでのやり取りをしていたのですが、あくまでもボランティアなので
個人の名前を出すのはどうかと思う。と言われたんです。
つまり、自己紹介もするなということなのです。
そうなったら、どうでしょう??
どこの馬の骨かわからない人が、講座をしていても「それ本当?信頼できるの?」って
普通は思いませんか?
ですので、そのやり取りがあってからは、もう参加をしていません。
その理由は、ボランティアでは本当の健康の大切さを伝えることができないと、私は判断したからです。
最終的には、健康は自分自身でコントロールするものだし、周りからどうこう言われてやるようなものでもないと思うからです。
自分の普段の意識によって、変えることもできるし、悪化させることもある。
逆に言えば、意識すれば、完全に自分自信で自分の体をどうにでもコントロールできるということです。
そうなった時の状態をどれだけリアルに感じることができるか、実際に行動に移すことができるのかが
人生の鍵になってくると思っている。
その一件は正直、耳を疑い、市を疑い、なかなか消化しきれずにいました。
市や自治会からすると、年間行事に専門家が無償でくる良い道具だったのかなと。
ただ、本気になった方や健康フェスタでの子供たちの変化ぶり、親の真剣に耳を傾ける姿は、明らかに意識が変わっていたように感じました。
ボランティアという点において、やり方が今後は問われているのかなと昨年から感じています。
ボランティアだからこそ、受ける自由もあるし。今まで受けていたからこそ意見出来る権利もあるのではないかとも感じています。