毎日毎日、コロナコロナとマスメディアは、尽きていたネタが浮上してきて
喜ばしいと思います。
そんなニュースを見ていたら、イタリアがまたロックダウンをしたという情報が出ていました。
そして、俺の大好きなナポリではナポリ人がもうロックダウンは嫌だという
デモがやっていたので、ナポリの友人のアントニオにメッセンジャーを送ってみたところ
Aki それは先週の話だよ。
との返事をもらいました。
もちろんアントニオの家族は元気のようですけど。
でも、本当に考えさせられますよ。
どっちが幸せなんだろう?と。
というのも、日本は確かに安全です。
一方、イタリアやヨーロッパでは、スリなどは日常茶飯事です。
そう言った面では確かに日本の方が良いかもしれませんが
そこが、今回のナポリでのデモにも繋がっているんじゃないかと感じています。
どういうことかというと、人生という視点と幸せの尺度と、価値観という点からです。
まずは、人生という視点から考えてみると
平均寿命が日本では84.2歳と世界1位です。
その反面イタリアでは82.8歳と1.4歳差で世界7位です。
しかし、自殺者で調べてみると10万人あたりで換算すると
日本は18.5人、他方イタリアでは8.2人です。
さらに、世界幸福度ランキングで見てみると
イタリアは世界36位、反面日本は58位ですよ。
国民皆保険制度もあってその他諸々の制度があるのにもかかわらずですよ?
この3点から考えられることは、平均寿命が長いから幸せだとは言えないということです。
これは、実際にイタリアに行った時も感じました。
一言で言うと
イタリア人は人生を主体的に楽しんでいる
そう切に感じました。
価値観では、イタリア人は主人公が自分や家族です。
一方、日本人のほとんどの価値観は仕事やその他の役割が価値観の優先順位にきていると。
それは食っていくには仕事をしなくてはなりませんから、ある程度はしょうがないです。
だけど、日本人特に昭和時代の人間は家族より仕事という価値観が特に強いのではないでしょうか?
自分もこの業界に入った時にはそういう価値観でしたし、仕事で子供の行事に行けないのはしょうがないと思っていました。
ですが、色々な人と出会い、学んだ結果、人生が終わる時に
どっちが有意義だろう?という問いに対して
自分が本当に良かったと思えることを優先順位の上に持っていこうと決めました。
何が言いたいのか?
自分の人生の主役は自分自身だということです。
だから、はっきりと自分の中の価値観を決めておかなければ
勿体無いんじゃないのかなと。
そんなふうに感じたイタリアのデモでした。
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