コミュニケーションは正しい接着剤になってる?

以前にも、文章の問題を出したことがありますよね?

やっぱり、一番大切なのはあ、相手が言っていることをどれだけしっかり理解することができるのかが、人生において一番重要だと改めて思っています。

じゃあ、そのためにはどうしたらいいのか?

その答えは、相手の主張の方向と速度を捉えて、骨格を理解することが重要なんです。

で、その主張を捕まえるためには、接着剤の役割をしている、接続語に敏感になる必要が
あるんです。

ただ、通常の会話では、ほとんどの人間が、この接続語を省略するからさらにディスコミュニケーションが発生しやすくなるのです。

そうならないためには、まずは文章でしっかりと訓練する必要があるのです。

そこで、今日も、文章のストレッチを行いたいと思います。

下線部の接続方言「ただし」に関して、その前後で議論の方向がどのように変化しているのか説明せよ。

現代人のシンボル化された潜在的欲望を読み解くヒントとして、よく持ち出されるのは
「豊かさ」「美意識」「差異化」と言ったキーワードです。
この中でも特に「差異化」というのは、検討に値します。

昔は差異化と言っても、学歴や富のように社会全体に共通する少数の基準がありました。そこで例えば、富のシンボルであるカラーテレビや自動車が売れたりしたわけです。しかしメディアテクノロジー、ことにテレビやカラオケ、電子ネットワークなどが発達した今日では、事情が違います。差異化の仕組みは多様化し、複雑化し、ダイナミックなものとなったのです。「おたく」や「カルト」にその例を見ることができます。しかもその結果以前にも増して、消費は差異化による自己表現機能となってきました。

ただし、差異化と言っても、今日のコマーシャリズムはますます巧妙となり、画一的な富やステイタスや知性やセンスを売ろうとはしません。曰く「あなたをよりあなたらしく」「あなただけの本当のあなたを発見するために・・」「・・・は新しい個性はライフスタイルを提唱します」等々。

元をただせば、大量生産と広告の絨毯(じゅうたん)爆撃によって、画一的消費という罪を自ら撒き散らしておきながら、今やそれをさりげなく断罪するポーズをとります。

そして、こうした飽くなき個性化の欲求さえも、同一化の枠組みの中へと、果てしなく吸収し、貪欲にも利潤へと還元してゆくのです。

以上が、今日の問題文です。

これも、コメント欄にそれぞれ書いていただければと思います。

これは、かなり難しい接着剤の問題です。

あなたの頭のストレッチと未来のコミュニケーション能力の向上のためにぜひチャレンジしてみてください。

では、今日も素敵な1日を。

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