歯痒い

昨日の日曜日も午前中息子がサッカーの練習に行っていたので
洗濯物を干して、いつも通りエスプレッソを一杯飲んでから、小学校のグラウンドに向かいました。

そして、4年生の練習を見ていると正方形の頂点にカラーコーンを置いて
子供達が角に立ってパスを反時計回りにするといった練習をやっていました。
一般的なトラップとパスの練習なんですけど、多分イタリアだったら
こんな練習はしないなと。

というのは、イタリアはテレビで報道されていた通り
コロナでもマスクをしなかったり、ベランダでどんちゃん騒ぎをしたりする
ラテン系ののりで生きているような人たちです。

でも、一方で子供達に関しては研究職のような状況なのです。
言い換えると、論理ガチガチなんですよ。

その日の練習ないし、3ヶ月間にで達成させたい目標を決めて
それを、落とし込むといった感じです。
具体的にいうと、昨日の練習ではパスとトラップをマスターさせる
といった課題を出すとしたら、練習の初めから一貫してパスとトラップを色々な方法(コオーディネーション要素)で行わせるのです。
そして、最後のゲームで、その成果を確認するといった感じです。

そういった意味でも、練習内容に一貫性がなかったのです。
だから、息子の瑠伽に帰ってきて
「今日、パスの練習やってたじゃん?あれって最後の試合で役に立った?」
と聞くと

「・・・・・・・役に立ってない。。」
との返事。

時間的にみても、子供達、特に小学生の4年生くらいまでは
ゴールデンエイジで、神経系の発達が著しいんです。
だから、時間を無駄にするような練習はしてはいけないんです。
しかも、単調な同じ動作を繰り返し行うような練習も
イタリアではやらせないんです。
なぜかというと、単調な動作をさせることでは神経系を発達させることができないから
なのです。

最後に、成長の段階においてみても、子供の時期は
コオーディネーション能力においてみても、ものすごく差があるのです。
だからこそ、コオーディネーショントレーニングをこの年代において
絶対にやらせるべきなのです。
特にサッカーにおいてはこのコオーディネーション能力が直接選手の能力に
影響がありますので、もし、これを読んでいるあなたの子供が何かスポーツを
やりたいといった時には、コオーディネーション能力を高めてくれるトレーナーが
いるところに進ませてあげてください。

きっと、目まぐるしい成長を感じることができると思います。

そういった点においても
昨日の練習を見ていても
歯痒いな〜と感じました。
 

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