無料のクッキーと10円のクッキーとの明確な差は何だかわかりますか?
これは、無意識にある状態が働くようになるのです。それは、、
どういう無意識が働くのかと言いますと、
社会的規範と市場規範という概念です。
もっと詳しく説明しますね。
社会的規範とは、金銭が関わっていない時にこうあるべきということ。
つまり、利己的な状況が下がっていき、利他の思いが強くなるのです。
例えば、無料のクッキーご自由にどうぞと書かれていたとします。
そうすると、まあ、いくらでも持って行ってもいいんですが、他の人も食べられるように
と、利己<利他に無意識が作用するのです。
逆に、市場規範とは金銭が絡んでいる時に利己>利他が働くということです。
無料のクッキーが一つ10円となった途端に、利己意識が強くなるのです。
つまり、10円を失っているという認識になるのです。
そうすると、一気に他者への配慮がなくなるのです。
なので、会社はまさしく、市場規範で動いています。
どういうことかと言いますと、給料をもらっているので、利己が強く働くのです。
なので、サービス精神がある従業員を雇うには、社会的規範のサービスをする必要があるのです。
具体的には、給料明細に福利厚生費***円とか記入しないことです。
ある会社がこんな実験をしたのです。
完全費用無料で家族で南の島のバカンス4日間
特別賞与100万円
この二択でしたら、あなたはどちらを選びますか?
もちろん、99%が金銭の100万円を選んだそうです。
その理由は自由に自分が使えるからです。
つまり、市場的規範を選ぶということです。
なので、ここで経営者なら選択肢を与えてはいけないのです。
つまり、無料で南の島のバカンスに行ってこいといえばいいのです。
そうすることによって、会社(利他)への思いが強くなっていくのです。
これは、男女関係でも顕著に現れます。
「今までのデートにこれくらい金がかかっているんだ!!」
と言ってしまったら最後、女性は市場的規範が働き始めるので
利他にはいかなくなってしまうのです。
まとめると、利己的な考えを強く出したい時は金銭面を絡めればいいのです。
逆に利他に訴えたかったのなら、金銭面を避ければいいのです。
今日は、社会的規範と市場的規範についての話でした。
これをあなたが、どういうように使うかはあなた次第です。
この仕組みを理解して使っている人はほとんどいないと思います。
では、今日もエネルギー高く生きていきましょう!!
コメントを残す