先週の金曜日
小学校を終えた息子は、興奮していました。
「何時に出るの?」
「17時12分の大雄山線に乗っていくよ。」
そう俺が答えると、まだかまだかと行った感じで
そわそわしていました。
その時間まで、着替えを済ませて
青色をベースにして左胸に日本の国旗があるユニフォームを着て
スタンバイ完了。
どこへ行ったのかというと
日産スタジアムでした。
日本代表対コロンビアのサッカーの試合があったのです。
自分も日本代表のサッカーの試合を見にいくのは初めてで
ちょっとワクワクしていました。
小田原駅に着いて東京行きの新幹線を待っていると
後ろにも息子と同じくらいの歳の男の子と、妹と
お父さんお母さんが待っていました。
どこにいくんですか?と聞くと
これから、サッカーを観にいくとのことでした。
なんでも、ものすごい人数のようで
「パパから離れると迷子になるから気をつけてね。」とのアドバイスを
もらいました。
新横浜まで、新幹線だと16分くらいで着いてしまう
恵まれた環境で、スタジアムまで歩いていくと、日本代表のユニフォームを着た、サポーターがぞろぞろと歩いていました。
そして、10分ちょっと歩いていくと
目の前に青く光った大きな建物が見えてきたんです。
息子のテンションはウナギのぼり。
チケットを見せて、半券をもらい自由席へ向かい
中に入った時の光景に息子は、テンションMAXでした。
そのスタジアムで感じる歓声や芝生の青さ
冷たい風。
家のテレビを見ているだけじゃ絶対に感じることが出来ない
経験でした。
いつもはテレビで見ている選手が
ピッチ上を走り回っているんです。
君が代を歌っている時の息子は
将来、自分があの芝生の上でプレイしているのを夢見ていたんだと思います。
その日の来場者数は63,000人ほどだと
発表がありました。
生まれ育った南足柄市の人数より多いことに
ちょっと笑いそうになりましたが。
結局、人生は自分の五感で経験したものが
一生の宝になってくるんだと思います。
どんなに、バーチャルの世界にコンピューターが発展したとしても
人間の感覚には勝つことができないんでしょうね。
きっとこの経験は息子にとって
大人になっても忘れない経験になっていくんだと感じています。
そして、息子が父親になって
子供に同じ体験をさせて欲しいと思っています。
子育てはどれだけ五感で感じる体験をさせてあげるかだと
俺は思っています。
追伸:それから2日後
息子は張り切って午前中サッカーの練習に行きましたが
転んで、左腕を骨折しました。
今はギプスを巻いている状態です。
これも、五感で感じる貴重な体験だと俺は思っています。
必ず、スポーツをやれば怪我はつきものですからね。
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