借金40億でもやることは同じ

先日、藤沢ビジネスフォーラムの60回記念講演ということで

株式会社 湯佐和の湯澤社長の話がありました。

 

湯澤社長は大学卒業後、キリンビールに入社したそうです。

その理由は、湯澤社長のお父さんが経営していた海鮮居酒屋で取り扱っている

ビールは全てサッポロだったからだと。

 

だからライバル会社に就職すれば、自分が経営を注がなくてもいいと思ったのが

きっかけだったらしいです。

 

ただ、入社して12年目の1月に

お父さんが急死したようなのです。

 

で、蓋を開けてみれば総額40億円の負債があったようで

銀行からも継いでやってほしいということだったのです。

 

毎日返済に追われたようで、生まれたばかりのお子さんもゆっくりと一緒にいてあげることができなく、奥様にもだいぶ肩身の狭い思いをさせてしまったと。

 

店舗は30店舗ほどあったようですが、店長はわずか2人

その2人が分担してみていたようなのです。

 

ただ、板前や従業員はめちゃくちゃで

営業時間内なのに、板前が疲れたから

勝手に店を閉めてしまったり、仕事が終われば

みんなで酒盛りをするのが、就業規則見たいになっていたりと

とにかくめちゃくちゃだったようです。

 

さらに売り上げ金を板前が横領していたりと

悲惨な状態だったようです。

ただ、そんな状態でも店を辞められたらその日の売り上げがなくなってしまうということで

強くは言えない日々が続いていたらしいです。

 

でも、悩みを抱えていてもしょうがないので

一度全部紙にアウトプットして見ることにしたらしいのです。

そうすると、思ったより最悪の事態が最悪では無いと気づいて

日めくりカレンダーで五年間だけ頑張ろうと、毎日カウントダウンをして行ったらしいです。

 

すると、日に日にやることが明確になっていき

売り上げも少しずつ上がって行ったようです。

 

で、少しずつ店の弱みは捨てて

強みだけにフォーカスして経営をして行ったところ

売り上げと

利益が激増したそうなのです。

 

それに伴って結果が出ると従業員達もやる気に満ちて

より会社が活気ついてたようなのです。

 

で、何よりも素晴らしいと思ったことが

それは、結局は人だと。

 

湯澤社長は

従業員一人一人のファイルを作っているらしく

常に情報を書き加えているようなのです。

もちろん、プライベートのことなどです。

 

なぜ、それをやったかというと

働いている社員は、上司から見られているということ

が何よりも嬉しいということをキリンビール時代に思っていたからだということです。

 

その結果完済まで80年かかると言われてきた借金も現在では35億円も返済が完了しているようです。

 

これで、先が見えたと。

 

湯澤社長の講演を通して

学んだことは、原則は同じということ。

さらに直接話させていただいて、いただいたアドバイスは

一人のメンターの事をやり続けることが重要だと。

 

湯澤社長は7つの習慣だけでいいと。

それを愚直にやり続けることが大切だということを教えていただきました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です