冬の風とBMW

「おかえりー。」
と言うと、いつもと娘の様子が違ったのがわかりました。

なんか、暗そうな顔をしているのがわかりました。

「どうしたんだ？」
と聞くと。

「セブンイレブンで自転車を止めてたら
風が吹いて来て、自転車が倒れて止まっていた車を傷つけちゃった。」

と言って、泣いていました。

まあ、やってしまった事はしょうがないので
その後どうするかだから。

で、患者さんの治療が終わって
帰る途中に保険に詳しいまっちゃんにLINEで連絡をすると
すぐにかけてきてくれました。

まっちゃんのアドバイスによると
今は自動車の任意保険に紐付けで大体ついてるから保険屋に聞いてごらんとの事。

なのですぐに入っている保険屋さんに電話をすると
任意保険には紐づいていないとの返事。

あー自腹か・・・・

と思いながら運転していると

電話がなり、出てみると。

保険屋さんからで、加入している火災保険に子供の自転車の事故に使える保険に入っていたと。

すぐに娘がもらってきた相手の電話番号が書いてあるメモの番号に
電話をすると、男性が出ました。

娘が自転車を倒して車に傷をつけてしまったことを
謝ると、とてもいい人で奥さんから送られてきた写メではほとんどわからないくらいの傷だったみたいでした。

「小さくても傷は傷なのでこちらで対応させていただきます。」と伝えると
「ご丁寧にありがとうございました。」と逆にお礼を言われてしまいました。

もう２年前になりますけど
息子を保育園に迎えに行った時に左折してきたおばちゃんが乗ってた黒のアルファードにムーヴをぶつけられたことがありました。

事故とかになると
自分の正当性をどうやって主張しようかと言うことを考える人が多いと感じます。
（特にアルファードのおばちゃんは、中学生の娘の前で俺の車も動いていたって嘘をついてましたからね。）

そんな自分の正当性を主張したところで
問題って解決しないのになんででしょうね？

逆に相手をイライラさせるだけじゃないですかね？
俺はそう思います。

結局２年前の事故は、コンビニの防犯カメラを見せてもらったことで
俺の車は動いていないと言う証拠がはっきりとわかりましたので
１００：０で解決しましたけどね。

何が言いたいのかというと
自分を正当化するための変な自己主張は意味がないということです。

まあ、当たり前のことなんですけどね。

今回の件ではまっちゃんに助けてもらい本当に感謝しています。
ありがとねまっちゃん！

悪かったら謝る。
大人になればなるほどこれが出来なくなる人が多くなるのは
なんででしょうね。

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