旬の食べ物はそもそも摂った方体にいいのか?

先生、わらびが取れたから、持って行ってよ。
そう言って、アクを抜いてあるわらびを患者さんが先ほどくれました。
本当に、ありがたいことですね。
わらびに鰹節を乗せて、ちょこっと醤油を垂らしてビールのつまみにと考えただけで涎が出てきますよ。

旬の食べ物はその時期に出るものだから、栄養価も旬でない時期に比べたら
比にならないくらいだと、よく言われています。
確かに、科学的、栄養学的には栄養素はそうかもしれませんが
じゃあ、それを摂取する人間にとってはどうなのか?

栄養素と旬と人間の健康という数式は成り立つのか?

俺が思うには、答えは成り立たない。
なぜなら、じゃあそもそも山菜や野菜に旬があるとするならば
人間そのものの旬とは何なのかをはっきりしておかなければならないと思う。

日本にとっては四季があるので、それぞれの季節で食べ物が変わってくる。
じゃあ、一年中いつでも食べれる豚肉や鶏肉、牛肉は人間にとってはいつが一番体にいいのか?
答えは、わからない。
そもそも、旬の野菜というのは人間にとっての旬ではなく
野菜自身が季節にとって一番いい状態という概念ではないのか?

だから、巷でいわれているあれは毒だ、これは食べても良いという提言は
何を基準にしているのか?
だって、トリカブトは毒として知られていますが、立派な漢方薬の付子として
飲み薬の中に入っています。
それはどうやって説明するのか?

そう考えると、健康の定義もあやふやなものですよね?
血液検査で、この基準であるならば健康ですよと。
果たして、人間の体はそんな単純なものなのか。
本当の健康の定義は、やりたいことをやりたい時にやりたいだけできる体の状態のことを言うのではないでしょうか?
数値が基準いないであっても、精神的に病んでいるのなら、それは健康とは程遠い城代ですよね?

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