意見がぶつかった時の対処法

「この人もうすぐ歩けなくなるから車椅子の乗り方を教えてもらっていですか?」

ん?

なんでそんな事になるんだろう?と疑問に思ったのは
先週の土曜日。

先週の木曜日に訪問に行くと
なぜかベッドで寝ていたんです。

いつもは、椅子に座って待っててくれていたんですけどね。
で、部屋には車椅子が設置。

俺がなぜ車椅子だったのかと聞くと
「昨日夕食後部屋に帰る途中に足が出なくなっちゃったので車椅子にしたんですよ。」
とのこと。

まあ、パーキンソンの患者さんにはよくある症状ですが
一時的な事が多いので日によって全く違う変化があります。

だけど、その一時的な変化が継続してしまうと思ったのか
それからずっと車椅子。

状態を確認しようとして、靴を履いてもらいシルバーカーで歩いてもらうと
43メートルの廊下を2往復スタスタと歩いていました。

なので、車椅子じゃなくて良いですと伝えた結果
また、なぜか車椅子に昨日なっていました。

看護師さんに状況を伺うと
「すぐにみんな車椅子にしちゃうから。」と。

前回と同じようにまた歩いてもらうと
もうご存知のように全然歩けるんですよ。

一体どうしたいのか?

目的の共有ができていないのが原因だと。

目標じゃなく目的。

ヘルパーサイドナースサイド、管理職サイド俺サイド
目指している目的が違えば方法も変わってくるのは当然。

その鍵は会話をしていると簡単に発見できる。
その例がヘルパーサイドからのこの言葉。

「人数がいないから付き添って行動ができないから
 車椅子なら一人で行動してもらえるから。」

目的は人数に対しての介護をどううまく回していけるか

一方ナースサイドはというと
出来るだけその人の能力を活かしたい

俺は、
患者さんがどうなりたいのか?

この3つの視点で見ているから
方法が変わって行くんだと。

だから一旦は目的は何か?

ここに一度帰らないと
話は進まないと思う。

みんな方法を言い合うのでそれぞれの部署でぶつかり合いが
出てしまうんだと。

全てが目的

これが共有できていれば
ぶつかり合いはないと思います。

では、今朝も寒いですが
頑張っていきましょう。

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