多分これを読んでくれているあなたは
俺がどんな仕事をしているのかわかっていると思います。
医療保険を使って在宅の患者さんの治療に行っています。
専門学校に入る前はなんとしても患者さんを治すんだと
意気込んでいましたが、医学を学ぶに連れて自分が影響を与えられる事は
ものすごく小さいという事に気づきました。
それと同時に少しずつ自分のやっている事に対して
罪悪感の様な物を感じる様になってきた事は事実です。
今も患者さんの娘さんに1月の経過報告を電話でしてこう言われました。
「去年の12月と比べて格段に母が良くなっている事がわかります。
いつも、本当に安心して母を任せる事ができます。ありがとうございます。」
と。
ただ、やはり年齢はどんどん進んでいくわけだし
どうしても脳は老化していきます。
だから、痛みは減らす事ができて少しでも車椅子から杖に変えられたとしても
それは価値があるものなのかと最近は特に思っています。
患者さん自身や患者さんの娘さんや息子さんは
自分の病気が治らない事は知っていて受けてくれている事に対して
自分自身が嫌になる事が正直あります。
別に国家資格を持っているからって
何にも偉くもないしすごくもない。
でも、こうやって現在も続けているのは
ただ俺が利己的だからだという事に帰着すると思っています。
それは、患者さんが良くなって一番満たされるのは
俺自身だから。
いろんなビジネスの勉強をしてきて一般的に言われる事は
ビジネスは相手のニーズを満たす事だと。
それに当てはめて考えてみると
患者さんの老化や病状によって進んでいる状態を
止める事ができていない、訪問リハビリやマッサージ、鍼灸などは
そもそもビジネスにならないんじゃないかと思っています。
よっぽど訪問介護のヘルパーさんの方が
高齢者自身や家族のニーズに応えていると思うし
必要な事だと思っています。
今まで独立していろんな業種の人達と会ってきた結果
見えてきたものなのかもしれません。
今日は、今の率直に自分の気持ちを表現してみました。
1月が終わりなのにマイナスの文章を最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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