関わるということの前にするべきこと

「先生、今日はお風呂の日だったけど、右肩が痛かったから断ったのよ。
そうしたら、嫁がものすごく怒って喧嘩したのよ。」

今日の患者さんの話です。
右肩の治療を終えて帰ろうとすると、丁度お嫁さんが帰ってきました。
そして回覧板を回しにいくために俺と一緒に玄関を出た後

「先生、今日は流石の私も頭に来て怒鳴ったのよ。このままだと
 私の方が先に死んじゃうわ。」

しばらく、話を伺っていると、どうもかなり暴言を吐いたりされているようなのです。
でも、俺が治療しているときはとても穏やかなんですよ。

お嫁さんの出身は石川県の方で、コロナの事もあって、もう3年ほど実家には帰っていない
という話でした。
同居しているということで、かなりストレスが溜まっているようでしたので
こう伝えました。
「嫌な思いをするために嫁がれたわけじゃ無いですし、介護をするために仕事を頑張ってきた訳では無いですよね?
だから、しっかりと息抜きして楽しいことをやられるのが良いですよ。
そのためには、ゆっくり実家に帰ったり、ショートステイを積極的に使ったりして
楽しい時間を作られてください。」

こう伝えると、お嫁さんのマスク越しの表情でしたが目がとてもホッとしたように変化をしたのがわかりました。

昔の俺だったらこのような事を伝えることができなかったと思います。
これはジェームスに出会い、リーダーシップを学んだからこそできるようになったんだなと思いました。
まずは、【理解してから理解される】自分の話は後、相手に感情移入をすること
そして【相手よりもうまく相手の事を述べること】
これができた時に全てが変わるんです。
これを練習してきて自分なりに学んだことは
相手が【どんな立場にいるのか?】そして、その立場ごとに
感情移入をすることで理解をすることができるとわかりました。

なので、今回は嫁という立場と実家にとっては娘という立場これに沿って
理解をしようと努めました。

もう明後日で46歳になりますが、これからもこのスキルに磨きをかけて
リーダーシップのスキル高めていかなければならないと感じた
木曜日の夕方でした。

夕方といえば、本当に最近日が伸びてきましたね。
それと同時にとても桜が綺麗に咲いています。
完全に春になってきましたね。
息子も小学校卒業までもう1週間を切りました。
親としてとても成長させてもらった6年間でしたね。
これからは大人になるスピードが早くなっていって、俺の身長を超す日が来るのかな?
まだまだ、想像がつかないなぁ。

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