今日の最後の施術の患者さんは今回で2回目の患者さんでした。
初回は下肢に関してはブルンストロームステージ3の患者さんで、膝の屈曲ができない
患者さんでした。
でも、今日伺ったところ
少し引けるようになっていたんです。
先週は全く引けなかったんです。
驚きと同時にめちゃくちゃ嬉しかったですね。
とても、リハビリ意欲がある方なので少しでも良くなる手伝いができればと思って
施術させていただいています。
妹さんの話によると装具をつけないで杖で歩く練習を自主的にされているようで
先週は、カーペットのちょっとした段差で足が引っかかっていましたが、今日はそれが
無かったんです。
まだ、若い患者さんなのでとても回復が楽しみですよ。
この患者さんは週に3回デイサービスに通ってられます。
もちろん、そこには理学療法士の先生がいてリハビリを受けられています。
ですが、1年半通ってあまりできることが増えていませんでした。
ですが、初回訪問時体を見させていただいて、ご本人の希望の足の装具を外して歩きたいという目標は達成できそうだったので、装具を外して歩いていただきました。
すると、歩けるんですよ。
そしてリビングに車椅子があったのでなぜあるんですか?と聞いたところ
食事の際テーブルにつく時に右麻痺があるので中腰になって椅子を引くことが出来ないので車椅子ならそのまま勧めがテーブルにつくことができるから借りているんですと。
でも、俺は多分出来ちゃうと思いますよと伝えて実際にやってもらうと
出来るんですよ。
ご本人も妹さんもめちゃくちゃ嬉しそうにしていました。
私たちの仕事は、その患者さんがどうなりたいか?
それに対して今何が障害になっているのかを判断してその障害を取り除くことだと思っています。
私が開業したての時患者さんの奥様に言われたことを思い出しました。
それは、湯川先生は他の先生達と違うのをご自身でお分かりになっていますか?
という質問でした。
私はわかりませんと答えると、奥様はでは教えてさ仕上げますと仰って
湯川先生はうちの主人が良くなるために何かできることは無いかと考えて
主人に接してくれています。
一方他の先生方は主人はもう良くならないだろうと思って接しています。
だから、主人は他の先生が来るとリハビリを拒否するんです。
と言われたことがあります。
でも、俺にとってはそんなのは当たり前だと思っていたので、そう答えました。
ですが、奥様は当たり前では無いですよ。
いつもありがとうございます。
と言ってくれました。
今でも、患者さんに接するときは少しでも良くなって欲しいと思って
毎回接しています。
成長するか衰退するかはどんなことも同じですが誰という部分が重要になりますね。
コメントを残す