「先生、足が動いたよ!」
最近、朝晩の寒暖差が激しいですよね。
こういう時期は体調を崩しやすいし、血圧も変動しやすい
実は、そんな環境の中で頑張っている脳梗塞の患者さんがいる。
「麻痺があって思うように動けない」
「リハビリをしてるけど、なかなか変化が感じられない」
そんな悩みを抱えていた人が、たった3回の施術で驚くほどの変化を見せた。
今日は、そのエピソードを話そうと思う。
もしあなたや、身近な人が同じような悩みを抱えていたら、希望を持ってほしい。
1つ目の壁:動かそうとしても動かない現実
この患者さん(Aさん)は、60代の男性。
数ヶ月前に脳梗塞を発症し、右半身に麻痺が残った。
特に苦労していたのが、膝から下の動き。
「動かそうとしても引きずってしまう」
「足が上がらないから、ちょっとした段差でも怖い」
リハビリも続けていたけど、なかなか変化を実感できない状態だった。
そんな中、Aさんは俺の施術を受けることになった。
最初の施術では、筋肉の緊張をほぐし、少しでも動きやすくなるよう調整。
でも、この時点ではまだ大きな変化は感じられなかった。
「まぁ、すぐには変わらないですよね?」
Aさんも、ちょっと不安そうだった。
2つ目の壁:脳と身体をつなぎ直す作業
2回目の施術では、神経と筋肉のつながりを意識したアプローチを取り入れた。
「動かない」のではなく、脳と身体の連携がうまくいっていないだけの場合もある。
だから、ただマッサージをするのではなく、意識的に動かすトレーニングを施術に組み込んだ。
例えば、足首を手で支えながら、患者さん自身にも「ここを動かそう」と意識してもらう。
こうすることで、脳と筋肉の回路を再構築する。
少しずつ、ほんのわずかだけど、Aさんの足にも変化が見えてきた。
でも、まだ「自分の力で引く」感覚はなかった。
3つ目の壁:ついに動いた瞬間!
そして、3回目の施術の日。
いつものように施術を進めていたら、Aさんがふと足を動かした。
「お? いま、自分で動かしました?」
Aさんも驚いていた。
今までは意識しても引きずるだけだったのに、少しだけど膝から下が引けた。
「先生! 足が動いたよ!」
その瞬間、Aさんの顔が一気に明るくなった。
それまでの不安や焦りが、一瞬で吹き飛んだような表情だった。
もちろん、まだ完全に自由に動かせるわけじゃない。
でも、「動く」感覚をつかめたことは、大きな一歩。
Aさんは、「これならリハビリも続けられる!」と嬉しそうに話していた。
まとめ:「小さな変化を信じてみる」
脳梗塞後の回復は、すぐに劇的な変化が起こるわけじゃない。
でも、小さな変化を積み重ねることで、確実に前に進める。
Aさんのように、「できない」から「ちょっとできる」に変わるだけでも、気持ちは大きく変わる。
もし、あなたや身近な人が同じような悩みを抱えていたら、焦らず、小さな一歩を大事にしてほしい。
「試しに、日々の変化に目を向けてみてください。」
もしかしたら、今まで気づかなかった進歩があるかもしれませんよ。
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