最近、息子と一緒にトレーニングをする時間が増えた
中学2年生になった彼は、サッカーに本気で取り組んでいて、身体を強くしたいと言い出したんだ。
「筋トレってやったほうがいい?」
そんなことを聞かれたら、俺としては嬉しいに決まってる。
筋トレは単に身体を鍛えるだけじゃない。
自分と向き合う時間であり、成長を実感する最高の手段だから。
それで、ある日、一緒にベンチプレスをやることにした。
最初は軽めのウェイトから。バーだけでも重そうだったけど、息子は真剣な顔でチャレンジしていた。
最初の壁と「できない」悔しさ
「よし、やってみろ!」
俺が見守る中、息子はバーを胸まで下ろして、ゆっくり押し上げようとした。
でも、なかなか上がらない。
「くそっ……思ったより重い」
悔しそうに唇を噛む息子。
確かに、最初のうちは自分の体重を支える筋力も足りないし、フォームもまだ安定しない。
でも、誰だって最初はそうだ。
俺だって初めてベンチプレスをしたときは、バーだけで「重い」と感じた。
トレーニングは積み重ねだ。少しずつ負荷をかけながら、続けることで強くなっていく。
「大丈夫だよ。最初はこんなもんだ。少しずつやっていけばいい」
そう伝えると、息子は「くそー、絶対できるようになりたい」と言って、再びチャレンジを始めた。
「積み重ねること」の大切さ
それから1ヶ月、少しずつトレーニングを続けていった。
最初はバーだけでも苦戦していたのに、今ではプレートを少しずつ足せるようになっている。
「お、32.5kgつけてもいけるようになったな!」
「マジで!?最初は無理だったのに!」
息子は自分の成長を実感して、思わず笑みをこぼした。
こういう瞬間が、筋トレの醍醐味なんだよな。
スポーツでも勉強でも、何でもそうだけど、「最初はできなかったことが、できるようになる」っていう経験は、めちゃくちゃ大事だと思う。
最初は重すぎて無理だと思ったウェイトも、続けることでいつの間にか軽く感じるようになる。
それと同じで、人生のあらゆる壁も、乗り越えようと努力し続けることで、少しずつ超えられるようになるんだ。
「自分には無理」と決めつける前に
息子の姿を見ていて、ふと思った。
俺たち大人はどうだろう?
「もう歳だから無理だよ」
「これは自分には向いてない」
そんな風に、自分で限界を決めてしまっていることってないだろうか?
息子は、最初はできなかったベンチプレスを「悔しい!」と言いながらも続けていた。
その結果、今では「できるようになった!」と喜んでいる。
これって、大人にとっても大事なことだよな。
何かに挑戦するとき、最初から「無理」と決めつけずに、少しずつでも続けてみる。
そうすれば、今までできなかったことも、いつの間にかできるようになっているかもしれない。
あなたが挑戦してみたいことは?
息子の成長を見ながら、俺も改めて考えさせられた。
「やったことがないから」「苦手だから」といって、挑戦を避けてしまっていることはないか?
あなたはどうですか?
最近、「やりたいけど無理だろうな」と諦めたことはありませんか?
もし思い当たることがあったら、まずは少しずつでいいので始めてみてください。
最初はバーだけでも重かったベンチプレスが、続けるうちに軽くなるように、少しずつ挑戦すれば、きっと何かが変わるはずです。
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