春と湿邪

この間、近所の公園をランニングしていたら、途中でふと足を止めたくなる瞬間がありました。

目に留まったのは、公園の片隅に咲いていた黄色い菜の花の群れ。
普段は気にもしない花だけど、しとしと降る雨の中で静かに咲いている姿が妙に心に響いた。
そんな景色を見ながら、東洋医学でよく言われる「湿邪」について考えさせられた。

東洋医学では、湿邪(しつじゃ)というのは体に悪影響を及ぼす湿気のことを指している。
菜種梅雨のような長雨が続く時期になると、体内にもこの湿気が影響を与えるんだ。俺も、こういう雨の多い時期になると、なんとなく体が重く感じることがある。気の流れが滞ると表現されるけど、それはまるで、いつも流れている小川が泥で濁っているような状態なんだ。

その日のランニング中、ふと感じたのは、自分の体がなんとなくスローダウンしているということ。走っても体が重いときがあるけど、これはただの疲労だけじゃなくて、湿邪が巡りに影響しているサインかもしれない。湿邪の影響を軽くするために、俺は食べ物にちょっと気を使うようにしている。具体的には、余分な湿気を追い出すと言われるハトムギ茶を飲んだり、消化に負担をかけない温かいスープを食べるようにしている。これだけでも、気分がすっきりするから不思議だ。

そして、体の巡りを整えるためには、軽い運動も欠かせない。ランニングを続けることで、体内の気の流れが少しずつ良くなっていくのを感じることがある。特に、雨の日にこそ走ってみると、重たかった体が軽くなる瞬間があるんだよね。

みんなも、この菜種梅雨の季節、自分の体の変化に耳を傾けてみてほしい。最近、体が重く感じたり、やる気が出なかったりすることはないかな?そんなときは、少し運動してみるとか、食事にひと工夫加えてみると、案外楽になるかもしれない。どうだろう、今日からちょっとだけ自分の体に向き合って、湿邪に負けない生活を始めてみないか?

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