物語の力

最近、ストーリーの大切さをしみじみ思うんです。

以前から、ジェームスにストーリーテラーになれば、一生食いっぱぐれることはない。

と教えられたことがあります。

なぜ、そこまでストーリーが必要なのかというと

人間の脳は物事を物語で処理することが大好きなんですよ。

さらに人間は小さい頃からずっと物語が大好きです。

日本人なら桃太郎とか金太郎とか浦島太郎とか(なんで太郎ばかりなんだろうか)

そして、その物語は記憶に定着しやすいんですよ。

それだけじゃなく自分をモチベートしてくれるものです。

つまり、それを読んでいる人の動機を作ってくれるんです。

もっというと他人事だったことが自分ごとのように判断してくれるんです。

これって、何かを伝えることがある時ってものすごく有利に働くと思いませんか?

だったら、使わない手はないですよね。

そこで、あなたに良いストーリーテラーになってもらうためのちょっとしたコツをお伝えしようと思います。

準備はいいですか?

  1. 具体的な場所と時間:これは詳細に書くことによって、現実感を高め信頼性を構築してくれるんですよ。

例として「ある工場」と「東北の小さな街の「金属加工工場の2011年3月11日」
とあると後者の方が詳細ですよね?

  • 感情表現:これは共感を生んで記憶に残してくれるんです。
    「反対していました」と「机を叩いて怒鳴っていました。」これは一目瞭然ですよね!

  • 視覚的イメージ:これをすることで聞き手の脳内に鮮明な映像を残してくれます。
    例は「洪水で被害を受けた」と「2階の窓から濁流に飲み込まれていく工場を見つめていた」これも一目瞭然ですね。

  • 対比の活用:これはもっとも重要です!というのも人間は差にしか反応できないんです。これは脳の特徴です。絶対値には反応しないんです。
    「ピカピカの新車」と「古いトラックからエンブレムの輝く高級車へ」前者の方は差がないからわからないんですよね。でも後者は差があるので記憶に残りやすいんです。
  • 身体感覚:五感に訴えることができるので、相手が自分が体験しているかのように記憶に残ります。
    例は「渋い声」「シワだらけの手」「熱いお茶」これは五感を意識して使ってみてください。

  • 直接話法:これは物語の人物の話を直接聞いているような臨場感を生むことができます。
    例は、「〜と言っていました。」というのと「災いが教えてくれたんだ。変化を恐れるな」どちらがインパクトがありますか?

  • 象徴的な小道具:これは見過ごされがちですが、小さい小道具を出すことによって信頼性を出すことができます。つまり本当のストーリーだと思ってもらえます。
    例えば、「コーヒーカップが置いてありました。」のと、「格子柄の模様が一周描かれているコーヒーカップが置いてありました。」いうまでもなく信頼性が上がりますよね!
  • ストーリーアーク:最後にこれは物語の型です。
             物語には必ず、環境、登場人物、葛藤、成功、教訓という型があります。
    この8つを使ってちょっと自分でストーリーを作ってみて誰かに読ませてみたらどうでスカ?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です